沖縄の未来 2015 3 1

書名 中国が沖縄を奪う日
著者 惠 隆之介  幻冬舎ルネッサンス新書

 沖縄の未来とは、古くはチベット自治区、
最近の例では、ウクライナのクリミア半島を連想します。
 これは、5年以上前だったと思いますが、
地図というものは、自分たちを中心にして見てはいけないという趣旨のことを書きました。
 中国から沖縄方面を見ると、どうなるか。
九州の端から台湾まで数珠つなぎのように南西諸島がありますが、
これは、自分たちが海洋進出するのを妨げる「鉄柵」のように見えます。
つまり、南西諸島は、中国を東シナ海に閉じ込めておく「檻」のようなものです。
 ところで、こうした南西諸島をどうやって攻略するか。
兵法の定石ならば、一番弱いところを攻めますが、
逆に、最も強いところを落とせば、後は芋づる式に落ちるでしょう。
 「攻める」と書きましたが、
昔のように、戦車や戦艦を送り込むということではありません。
 まず、工作員を送り込んで、
「反日」、いや「反政府」運動を盛り上げます。
実は、これも兵法の一種です。
 もっとも、沖縄には、公然と中国に対して親近感を公言する人たちがいますので、
わざわざ工作員を送り込まなくても、柿が熟れるように、
「浙江省沖縄市」になっていく方向かもしれません。
(中国の願望は、「台湾省沖縄市」でしょう)
 ところで、集会というと、数百人程度ならば、素人でもできますが、
数万人規模の集会となると、もはや素人ではできません。
「集会のプロ」が必要になってくるのです。
さらに、「集会の資金」も必要になってきます。
 さて、最近は、便利になりました。
うっかり鍵を忘れても、
監視カメラが「顔認識」して鍵を開けてくれるというシステムがあります。
 「顔認識」ソフトウェアのことは過去にも書きしましたが、
こうしたソフトウェアと「街頭にある監視カメラ」を組み合わせて、
「顔データベース」を作ることができます。
 そうすると、街に「あまり見かけない人」、
つまり「よそ者」が入ってきても、すぐにわかります。
 最近は、世界各国で悲惨なテロが相次いでいますので、
こうした「顔データベース」も必要になってきたでしょう。

一石二鳥作戦 2012 10 21

 私が中国の軍事指導者だったら、南シナ海をどう考えるか。
「南シナ海を押さえてしまえば、
東南アジア諸国だけでなく、日本も支配できる」と考えるでしょう。
 軍事的には、日本を占領する必要はなく、
南シナ海を押さえてしまえば、十分です。
後は、日本に中国の傀儡政権(親中政権)を作れば、
「事実上の日本占領」は完成するでしょう。
 なぜか。
南シナ海とは、原油や天然ガスを満載した日本の船舶が通過する、
極めて重要な海域であり、日本の命綱と言えるからです。
 その上、今(2012年当時)、日本は、
「脱原発」という原発ゼロ運動が盛んなので、
もし、この運動が長続きすれば(もちろん、長続きするように「工作」するでしょう)、
軍事的には、絶好のチャンスに見えます。
 自然エネルギーが全く役に立たないのは計算済みです。
このようなエネルギーは、農業国ならばともかく、
工業用には、全く役に立たないが見えています。
 さて、ここで、「アメリカが助けてくれる」と思った人がいるかもしれません。
しかし、「それは、甘い」と言わざるを得ないのです。
 オバマ大統領は、「南シナ海を守る」と決意したようですが、
アメリカが、いつまで、その決意を維持できるか怪しいのです。
 将来、アメリカの財政が苦しくなった時、
「南シナ海を守ることは、
アメリカにとって、経済的な利益があるか」と考える大統領が出現した時、
日本は、苦しくなるでしょう。
 つまり、軍事よりも経済を優先する大統領が出現した時、
日本は苦境どころか、日本存亡の危機を迎えるでしょう。



















































































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